ポリシーのない表現の自由

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風刺画:ホロコースト漫画の掲載も計画 デンマークの新聞
ムハンマドの風刺画、すっかり大問題になっちゃってますねぇ。言わんこっちゃない。
にしてもこの新聞は節操がない。本来ならホロコーストの漫画なんて載せる理由もないだろうに、イスラム社会をなだめるためだけにこんなこと考えるなんて、マスコミとしてのプライドを疑いますね。メディア自身が自己保身目的で情報を流布するってのは、極めて独善的です。
世の趨勢に流されて出したくもない情報を出すなんて、それこそ「表現の自由」はどこへ行ったんでしょう。言いたくないことは言わない、ってのも自由のうちだと思うんですが。
一方で、イランの対応も大人気ない。大統領のお説に従属する新聞もプライドがないですけど、相手の疳にさわることを描きゃいいってもんでもないでしょうに。これじゃメディアを使った嫌がらせ合戦ですよ。
「表現の自由」は「タブーをたれ流す自由」「相手を傷つける自由」ではありません。

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ポリシーのない表現の自由” への2件のフィードバック

  1. >「相手を傷つける自由」ではありません。
     
    そうそうそうそう。
    まさにそうなんですよ。
     
    「表現の自由」だったら、
    日本でも韓国の人やアイヌ民族の蔑称がまかり通るわけで、今の時代はありえない。
    それとデンマークの国旗が象徴的で、十字架なわけですよ。まさに十字軍の戦いの時代に逆戻りしています。
     
    アングロサクソンはだめっす。

  2. 欧米は概ねキリスト教で純化されてるせいか、どうにも他宗教への接し方がうまくない気がしますね。
    一神教はどうにも頑なでいかんよなぁ(笑)
    とはいえ、神仏習合とか平気でやっちゃう我々日本人とて、どれだけイスラムの常識を知っているかというと、かなり怪しいわけで。ある意味、明日は我が身かもしれません。
    まあ、宗教云々以前に、今回の件はタブーに踏み込むことを英雄視するマスコミが増長し過ぎた、ってのがそもそもの原因だと思いますけどね。
    何にせよ、早く騒ぎが治まってほしいものです。

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