「とんでもございません」

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会社で電話応対をしていて、最近どうも気になってしまうのが「とんでもございません」という言葉。
相手が言うのも気になるし、自分でつい口にして「あ、また言っちゃった」と思うこともしばしばです。
なんでそれが気になるのかと言いますと……


日本語Q&A「とんでもない」の丁寧語は「とんでもございません」?
(長いので引用省略、各自ご覧下さい)
……というわけなのです。
「とんでもないです」と言えばいいのに、つい丁寧に言おうとして「~ございません」にしちゃうんですよね。
間違いとわかっちゃいるのにやめられない。ああこりゃこりゃ。
さて、この「とんでもございません」を間違った日本語だと言って鬼の首でも取ったかのように指摘しているサイトも多いのですが(検索してみるとボロボロ出てくる)、文化庁が行なった平成15年度「国語に関する世論調査」によると、この「誤用」が気になると答えた人はわずか2割弱だったそうです。先の日本語Q&Aにもあったとおり、慣用的に定着しつつあるというのが現状みたいですね。
かの「ほぼ日刊イトイ新聞」でも「オトナ語」のひとつとして取り上げられてたりしますし、もはや一般化した表現だと思ってもいいのかもしれません。
と言って何となく自分を納得させてみるテスト(笑)
でも、「耳ざわりのいい」とか「食べれます」という言い回しにまだ気持ち悪さを感じる私は、やっぱり古い人間なのでしょうか。

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「とんでもございません」” への2件のフィードバック

  1. 「渡鬼」だと、全て「とんでもございません」に統一されてたりしますよね。橋田先生的には「これでいいのヨ!」ってことなのでしょうか。
    言われた方も、「とんでもない」より「とんでもございません」の方が実際には丁寧に感じちゃう人が多いと思いますし(笑)。

  2. へぇー、渡鬼は「~ございません」で通してるんですか。知りませんでした。
    となると、相当一般化してると見ていいんでしょうね。
    でも、訓練されたコールセンターのオペレーターさんはちゃんと「とんでもないです」って言う人がほとんどです。
    まさに今が変わり目の時期なのかもしれませんねー。

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