先日病院に行った時、待ち時間がけっこうあったのでまた俳句を練ることにしました。
お題は「凩(こがらし)」。
私は、小学生(中学生?)の時に教科書で読んだ「海に出て木枯帰るところなし 山口誓子」をきっかけに俳句を始めたので、凩という季語にはちょっとコンプレックスじみたものを感じているのです。そのせいか、未だに凩でいい句をものにできていません。そういう意味で、今回のお題はある意味挑戦でした。
今週は仕事が忙しすぎてあまり推敲とかできなかったので、あまり自信はありませんが。
順番を待って午後五時の凩
凩の終着駅に一人きり
凩の途方に暮るる無人駅
諦めて木枯らし窓を揺らしけり
木枯らしや腕奪われしヴィーナス像
地下街に凩果つる爪の跡
事実上木枯らしとして暮らしおり
お粗末さまでした。