備忘録:MySQL5.7のインストールと下準備について

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仕事でMySQL5.7をインストールする機会があったので、手順を忘れないようにまとめておきます。
ご存じの方にとっては何の得にもならないと思いますが、まあ誰かのお役に立てるかもしれないので。

1.MySQL公式サイトから、リポジトリのパッケージをダウンロード&インストール

まず、MySQL Repositorie からターゲットとなるOSごとのダウンロードページに移動します。ここではターゲットをCentOS7と仮定して、「MySQL Yum repository」のダウンロードを選択します。

ダウンロードページに移動したら、ターゲットOSに該当する「Download」ボタンをクリック。ページが移動すると「Login」とか「Sign Up」とかいうボタンがでかでかとありますが、それは無視してページ左下の「No thanks, just start my download.」のリンクのURLをコピーします。でもって、MySQLをインストールしたいサーバに入って、wget とかでパッケージをダウンロードしましょう。
ダウンロードが終わったら、各OSの方法でパッケージをインストールします。CentOSの場合は

rpm -ivh mysql57-community-release-el7-8.noarch.rpm

といった感じになります。

2.MySQLのパッケージをインストール

OSによってyumなりapt-getなりあるかと思いますが、CentOSの場合は

yum -y install mysql-community-server

で、あとはおまかせです。

3.MySQLを起動

設定ファイルのカスタマイズはとりあえず置いておいて、MySQLを起動します。これもOSによりいろいろあると思いますが、CentOS7の場合は

systemctl start mysqld

となります。

4.rootユーザの設定

MySQLが起動すると、root@localhostの仮パスワードが/var/log/mysqld.logに書き出されます。見つけ方としては

grep root /var/log/mysqld.log

でよろしいかと思います。

で、この仮パスワードを使って、MySQLにログインします。

mysql -u root -p

ログインしたら、rootのパスワードを変更します。というか、変更しない限り他の操作を受け付けてくれないので、しなければなりません。

set password for 'root'@'localhost` = password('新しいパスワード');

無事変更が済んだら、rootの権限を設定します。まあ、普通rootであればすべて許可すると思いますので、

grant all on *.* to 'root'@'localhost';

最後に、権限情報を更新します。

flush privileges

5.mysql_secure_installation の実行

MySQLから抜けて、rootのシェルで実行します。

mysql_secure_installation

「anonymousのユーザーを消すか」「テスト用データベースを消すか」「リモートからのrootアクセスを禁止するか」等々、いろんなことを聞かれますので、用途に合わせて適当に答えてください。個人的には、セキュリティ上anonymousユーザの削除とリモートからのrootアクセス禁止は実行しておきたいところです。

……と、ここまで終われば、あとはいろいろできるかと思います。

以上、MySQL5.7のインストールと下準備の手順でした。

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