プロレス観てきました

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全日本プロレスのツアー最終戦@後楽園ホール。
生観戦は久しぶりだったんですが、いやぁ、面白かったです。
今回は席も極上だったので、得難い経験もさせてもらいました。


なんてったって、最前列から4列目、しかも東の花道のすぐ隣だったんですよ。
文字どおり、目の前をレスラーが通っていくんですから、それを見ているだけでもたまりません。試合開始前から「うわっ来た」「うわわっ」って感じで。個人的にはかなり興奮気味。よかったですわー。
でも、興行としては若干盛り上がりに欠けましたかねぇ。
詳しい観戦記はどなたかが書いているでしょうから、私は個人的な感想をぽつぽつと。
(各試合のカードと結果は公式サイトにて)
正直なところ、休憩前の第3試合までは会場のテンションが低かったような気がします。試合も「お約束」な展開が多くて、観客も手伝って場を盛り上げなきゃいけないような雰囲気がありました。そんなことを意識しながらだったので、若干観ている方も疲れたりして。
それでも第1試合の菊タローにはかなり笑わせてもらいましたし(京平さんとの掛け合いが見事)、第3試合の荒谷は体を張ったギャグ(?)でがんばってくれました。この辺は伝統的な「明るく楽しい全日本」ってとこですね。でも、RO&DやVMのパワー系外人を休憩前に使っちゃうというのも、なんかもったいない気がしました。花道を引き揚げる外人選手もいまいちすっきりしない顔してましたし。
内容的に密かに期待していたのが、第4試合の諏訪間vs.ジャマール。諏訪間の7番勝負の4番目ってことで、ガチな展開を楽しみにしていたのですが……もう一息でした。諏訪間もがんばってはいたんですけど、本気モードになったジャマールがいきなり繰り出したサモアン・ドライバーがモロに決まってしまって、あえなく終了。ま、7番勝負とはこういうものなのかもしれません。
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本日の巨漢その1。
諏訪間がジャマールの尻に潰された瞬間。

第5試合、ジュニアヘビー選手権試合。これも期待していたんですけど……酔っぱらったオヤジが飛ばすつまらんヤジに水を差されて、場内のテンションが落ちる落ちる。何というか、試合してるTAKAとPSYCHOがかわいそうでした。それでも、終盤はPSYCHOが様々な押さえ込みでTAKAをあわやというところまで追い詰めて、かなり盛り上がりは復活しました。
はあ、まったく。プロレスってのは観客ひとりの声でがらりと雰囲気が変わってしまうもんなんですね。観る方も気をつけないと。
セミファイナル。まず、花道で仁王立ちする小島がめちゃくちゃかっこよかった……! 三冠獲る前に観た頃と比べると、風格が違いますね。試合中のパフォーマンスも強者の余裕があって、実によかったです。
でも試合の方はVMがやりたい放題で、小島の出番はほとんどなし。あまつさえ、試合後に小島はVMに袋だたきにあう始末。まあ、小島とVMとの因縁を作るアングルなのかもしれませんが、個人的にこういうヒール大暴れな展開はあんまし好きじゃないんで、観ていてちょっと残念。
しかーし。本日のメインイベントでそんな不満は全部吹っ飛んでしまいました。なんてったって、曙さんですよ。いやもう、目の前で見たらでかいことでかいこと。試合の方でも、盛り上げ上手の健介ファミリーを相手にして存在感出しまくり。いやぁ、曙さん、いいですわ。
そして健介は、その曙(当日発表体重480ポンド=約218kg)をなんとバックドロップで投げてしまって、リングのど真ん中で大喜び(笑)。場内もそりゃもう大騒ぎでした。なんつーか、投げられるだけでこれだけ盛り上げてしまう曙も、ずるいくらいおいしいキャラですね。プロレス、向いてますよ。
他にも、中嶋とカズが繰り広げるキックの応酬とか、武藤が見せた雪崩式シャイニング・ウィザード(!)とかとか、見所満載。まるでテーマパークのような楽しさでありました。
最後は、武藤のキューで(笑)曙が本間に64を決めてフィニッシュ。あの技は破壊力ありそうですね。食らった本間が本気でしばらく動けなかったみたいです。
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本日の巨漢その2。
試合後、花道を引き揚げる曙。思わず私もタッチしてしまいました(^^;

こういう楽しめるプロレスってのは、全日本の真骨頂ですね。
今回は実力勝負で盛り上がるカードが少なかったのが残念でしたけど、ま、メインの1試合だけでも充分満足でした。
今度はNOAHを観に行こうっかなー。

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