大都市は停電に対して「脆弱」なのか

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大停電:首都圏、31万人足止め お盆「真っ暗」…
こういう事件が起きると、必ず出てくるのが「停電に対する大都市の脆弱さを露呈した」とかいう論評。
いっつも思うんですけど、こういう表現って数十年前のものですよね。ぶっちゃけ、批判的なポーズを取りたいだけの紋切り型な定型句で、現在では全く無意味だと思うのです。
前にも書いたことがありますけど、おぼれて死にそうになった人をつかまえて「酸素呼吸に依存する人体の脆弱さを露呈した」なんて言う人はどこにもいません。
それと同じで、今や都市にとって電力というのは空気と同じくらい必要不可欠なものなんですよ。それが途絶えれば機能が麻痺するのは当たり前のことであって、今さらそれをつかまえて鬼の首取ったかのようにあげつらうってのは、書く側が何も考えずに定型句的に使ってるだけとしか思えません。
定型句ってのはマス目を埋めるには便利ですけど、使う時はちゃんと現状に即しているかを考えてほしいもんです。
報道だからって、反射的にシニカルな見方すればいいってもんじゃないですから。

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