坂東眞砂子さんが子猫を殺す「言い訳」に失望する

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子猫殺し:告白の坂東眞砂子さんを告発の動き--タヒチ管轄政府「虐待にあたる」

 直木賞作家の坂東眞砂子さん(48)=フランス領タヒチ在住=が、日本経済新聞に寄稿したエッセーで告白した「子猫殺し」。その内容をめぐって余波が続いている。タヒチを管轄するポリネシア政府は、坂東さんの行為を動物虐待にあたると、裁判所に告発する構えを見せている。20日から26日は、動物愛護週間。坂東さんが、真意を語りたいと毎日新聞に寄稿した。

寄稿の内容はリンク先参照のこと。


まず失望したのは、この坂東さんとやらが
「猫が増えすぎて手に負えないから殺してる」
「でも人付き合いが苦手だから猫がいないと寂しいの」
「こんなかわいそうな私の気持ちもわかって」
という言い訳をしているところ。
そのとおり書いているわけではないけど、寄稿の前半を要約すればそうなります。
さらに失望したのは、後半で不妊手術を「下等生物への傲慢」という問題にすり替えて、自分の行為の是非から目をそらせようとしているところ。
不妊手術が人の傲慢であるなら、その生き死にを勝手に決めて崖下に投げ捨てるのはなおのこと傲慢な行為なのではないでしょうか。
自分の不都合を高尚そうに聞こえる問題にすり替えようとして、まるで背理法のように矛盾をさらけ出す。
こういう浅薄な言い訳のしかたが、一番見苦しいです。
子猫を殺すこと以前に、こういう物言いを聞く方がよっぽど不快に感じます。
もっとも、動物愛玩に対して一石を投じるためにあえて自分の無様をさらす、というのがこの寄稿の目的なのだとしたら、それは大したものだと思いますが。
はたしてそこまで考えた上でのことなんでしょうか。どうもそうとは思えない、ただの「言い訳」にしか聞こえないんですが。
直木賞作家というのは、もっと深いこと考えてるんでしょうかねぇ。それこそ、「真意」が知りたいものです。

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カテゴリー: news

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