ＰＰＶでようやく見ることができました。
うーん、どうなんでしょ。期待が大きかった分、やや肩すかし気味というか……。
もっと波乱があってもよかった気がしますね。内容はともかく、結果は極めて穏当なものばかり。
特に最後のドリームマッチとやらの筋立ては、いくら何でもちょっと……。
いい加減、橋本持ち出すのはもうやめましょうよ。誰が本書いたんだか知りませんが、今さらあんなベタな演出はないでしょう。うーん、あれさえ無ければなぁ……。
いや、その前まではけっこうよかったんですよ。
中邑vs.川田は必死さが伝わるいい試合でした。でも中邑はまだまだ。もっと“魅せる”攻めをしないと。
みのるvs.永田は実に凄絶な内容で、間違いなくベストバウト。見てる方が冷や汗かきました。
棚橋vs.ケアは、ケアの動きがすこぶるよかったですね。四天王プロレスの向こうを張るかのようなキツい攻めにびっくりしました。つーか、あれでどうして棚橋が勝てたのか不思議（苦笑）。
あと、ジュニアの10人タッグもなかなか華やかでよかったですね。カズと稔、近藤と金本はこの先も何か起きそうな雰囲気でした。これを機に、ジュニアの団体間交流が始まると面白いんですが。どうせならノア勢も加わって、ジュニアのオープン戦でもやってほしいもんです。
……でも、いいと思ったのはこの４試合だけかな。
後はどうなんだろ。全日勢とＶＭが新日勢を食ってしまって、ありゃー、って感じで。新日のファンにはピンと来ない部分も多かったんではないかと。
ああ、にしても最後の試合が……あのベタなオチさえなければ、すっきり終わったのに……。
こういうところ、新日はやっぱり見せ方が下手だと思うなぁ。ああほんと、悔やまれる。
「ノアだけはガチ」って言いたくなる気持ち、わかる気がしますわ（爆）。
いい内容は所々あったものの、「ドームで」という必然性はまだ足りないですね。
新日が全日のパッケージプロレスを真似るこたぁないんですよ。もっと冒険してもよかった。というか、ベルトを守らにゃ存亡に関わるほどの不安定度では、まだ冒険もできないんでしょうけど。
来年は両国でいいですよ。
まあ、そういうことで。ＰＰＶで見るくらいの価値はあったかな。６５点。