母と姉と私

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今日は、母と姉が上京してくるというので、お出迎えをしてきました。
渋谷でモダンバレエの公演を観るということなので、昼過ぎに渋谷で待ち合わせ。
開場までの間、喫茶店でお茶することにしました。


まず心配だったのは、母の体調。
普段は滅多に風邪も引かない母なのですが、先日38℃の熱を出してなかなか引かなかったことがありまして。それ以降どうなったのか様子を聞いていなかったので、気になっていたのです。
話を聞いたところでは、もう熱も引いて大丈夫だとのこと。病院に行って検査してもらっても特に異常はなかったということで、ひと安心。
……と思いきや。数日前に庭仕事をしていたら、転んで肋骨にひびを入れてしまったそうな。
母 「いやぁ、足下にアスパラガスが生えててね、それを踏むまいと思ったら変な風に倒れちゃって……」
お願いだから、アスパラガスより自分の身を大事にして下さい。
そんな話があって、実家の庭の話に。
母 「うちの庭、今マンゴーが生えてるのよ」
私 「は?」
母 「この前も2年くらい育ってたんだけど、霜でやられちゃってねぇ」
私 「いや、新潟じゃ寒くてマンゴーは無理だから」
母 「きっと、そのうち耐性ができて……」
私 「いやぁ、それは無理だしょ。つか、それができたら新聞に載るよ」
母 「あら、そう?」
そこで目を輝かせないで下さい。
そんな母に、以前から約束していたニンテンドーDS Liteをプレゼント。我が家屈指のテトリスプレイヤーに敬意を込めて、「テトリスDS」も一緒に。
私 「これは対戦が熱いんだよ。ネットワーク越しに対人対戦もできるからね……って、そういや(実家で)無線LANは使えたんだっけ?」
姉 「それがねー、この前ひかり電話を入れたら、使えなくなっちゃってさ」
私 「は?」
姉 「っていうか、インターネットに繋がらなくなっちゃったのよ」
私 「はぁ……そりゃ何か接続がおかしいんだな。で、今どうしてるの?」
姉 「うん、夜中になって電話が来ない時間になったら、ひかり電話はずしてるの。そうするとネットに繋げられるのよね」
私 「……なんかそれ、間違ってるよ」
お願いだから早くNTTに文句言って下さい。
姉はテレビ好きな上に、無類の録画マニア。自分の好きな映画やらバレエ公演やらを片っ端からチェックしては録画しまくる日々なのだとか。なので、母は(予約録画を妨げるかと思って)うかつにテレビのチャンネルも変えることができず、ずいぶんご不満なようです。
母 「聞いてよ、この子(姉)ってば、自分でテレビ見ながらその番組録画してるのよ」
私 「はぁ」
母 「で、見終わったら夜中にまたそれを見直してるの」
私 「そりゃすごいね」
母 「今それ見てるなら、わざわざ録画しなくたっていいじゃないのよ、ねぇ?」
私 「んー……まあ、それだけ何度も見たいものだからなんじゃないの?」
姉 「ほら、別におかしくないじゃないの!」
母 「でもそんなに何でもかんでも録画して、いったいいつ見るのよ」
実際、姉はHDDレコーダーを録画番組で満杯にして、新しくレコーダーを買ってしまうような人です。
ほんと、いつ見るんだか。(お前もな>自分)
ところどころで、私と相方の話もあったり。
結婚してから相方が毎朝たたき起こしてくれるので遅刻がなくなった、という話をしたら「ほぉ~」と感心されてしまいました。
しばしそんな感じで私の結婚生活の話をした後で、
「で、そっちはどうなのよ?」
と未だに独身の姉に水を向けたら、まあ目が泳ぐこと泳ぐこと(笑)
聞こえなかったふりで無理やり別の話を振ろうとする表情はかなり必死でした。
ほんと、いい加減そろそろ年貢を納めてくれませんかねぇ。まあ、母ももはや諦めの境地のようですが。
とまあ、そんな感じでくっちゃべること2時間。
自分でもよく話したもんだと思いました。
学生だった頃なんか、家族ともろくに話もしない人だったんですけどね。
この歳になって、ようやく遠慮無しに家族と話ができるようになった気がします。
そう考えると、亡き親父とは腹を割って話す機会もなかったよなぁ……と残念に思う反面、親父には気の毒なことをしたような気がして、ちょっと申し訳なかったり。
母と姉を会場まで送って、そこで別れました。
時々ひどい大げんかをする二人ですが、今回の上京は楽しいものになってくれることを願っています。

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