CentOS 7でカーネルのビルドに挑む(完結編)

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前回の記事で、何とかmake rpmに成功して、LIVA用のカーネルのRPM(とSRPM)の作成に成功しました。

さて、まず確認しなければならないのは、このカーネルがちゃんと動くものなのかどうか、という点です。というわけで、仮想マシンに実際にインストールしてみました。

# rpm -ivh kernel-3.18.24_LIVA-4.x86_64

……やたらと時間がかかりましたが、無事インストール完了。あとは、GRUB2の設定を書き換えるだけです。

# grub2-mkconfig -o /boot/efi/EFI/centos/grub.cfg

問題なく完了。そして、いよいよリブートです。

……をを、あっけなく再起動。

$ uname -a
Linux VirtualMachine-UEFI 3.18.24_LIVA #1 SMP Mon Nov 23 17:37:00 JST 2015 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux

OK!! このカーネルは、少なくともLinuxのカーネルとして動作することが確認できました!

……ああ、よかった。

ですが、まだ喜ぶのは早いです。この仮想マシンのイメージを吸い出して、LIVAに移植してきちんと動かなければ、完了とは言えません。

とはいえ、とりあえずカーネルのビルドという大きな山は越えました。今度は、イメージの吸い出しから移植までの手順を考えます。いや、もう計画は頭の中にあるんですけどね。さあ、お楽しみはこれからだ!

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