VMwareでCentOS 7を動かす簡単?なお仕事

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とある目的のために必要になったので、自前のPCにVMware Playerをインストールして仮想マシンを立てることになりました。と言っても今は「VMware Player」じゃなくて「VMware Workstation Player」という名前になったようですね。インストーラをダウンロードする時に「え、これでいいの?」とちょっと戸惑ってしまいました。

以下、VMwareで仮想マシンを1台仕立てるまでの顛末です。

VMwareのインストールはごく普通に終了して(インストーラをダウンロードして実行するだけ)、今回のターゲットであるCentOS 7のisoイメージをダウンロードします。これはTorrentを使った方が圧倒的に速いですね。うちの環境だと4GB超のisoイメージを持ってくるの に10分ちょっとで終わりました。

で、いよいよ仮想マシンを立てて、仮想ドライブにisoイメージをマウントして……は? 「簡易インストール」って、何ですか? という事態に。どうやらCentOS 7を仮想マシンにインストールする時にはこの簡易インストールというものが使えるらしいのです。いまいちよく理解していなかったので、まあいいやこのまま 仮想マシン起動! とやったところ。何やら名前を聞かれて、rootのパスワードを決めるように言われました。何じゃこりゃ。まあ、よくわからんが進めてみよう、と思ったら……本当に自動的に勝手にインストールが始まってしまいました。ちょっと待てパーティションも決められないまま進めるのか!? しかも やたらファイル数が多いし。今回は別に用も無いGNOMEとか勝手にインストールし始めたあたりで、これはいかんとともかく仮想マシンを停止。ぐう。

で、 よくよくドキュメントを読んでみたら、OSのインストーラを最初から使いたい場合はまずisoイメージをマウントしていない状態で仮想マシンを用意して、 それからマウントして起動させる必要があるとのこと。ということでそのとおりやってみたら、ようやく普通のインストーラが立ち上がりましたとさ。はあ、やれやれ。最近の仮想環境事情には詳しくなかったんですが、こういう世の中になっていたとは。おかげで少し泡を食ってしまいました。

[2015/11/23 追記]

LIVAへの移植を目的に仮想マシンを立てる場合は、仮想マシンを作ってから該当するVMXファイルに「firmware = “efi”」という項目を追記して、UEFIモードにしてからOSのインストールを始めて下さい。でないと、LIVAに移植しても動きません。ここ、非常に重要なポイントです。

さ て、インストーラで「最小限の構成」(ファイル数が300も無い)でインストールを進めて、終わったら再起動して、うんうんようやっとCentOSが立ち上がった……え、VMware Toolsをインストールしないかって? まあ、多分本来の目的にはあまり関係がないので無視しようかとも思ったのですが、何かいいことがあるんじゃないかと考え直してインストールすることにしました。ついては仮想ドライブをマウントして、TarBallを展開してvmware_install.plを実行するように、とのこと。ええとドライブのデバイスは何だっけとdmesgで調べて(sr0でし た)/mnt以下にマウントして、なるほどTarBallがあるので展開して、vmware-install.plを実行!

……なに、Perlが入ってないとな?(汗)

最小限の構成って、ここまで絞ってるのね。はあ。まあ、ここはyumでさっくりインストールして、再度実行!

……なに、ifconfigが見当たらんだと?(汗)

最小限の構成とはいえ、それはないだろう……と思って、どうなってるのか調べてみたところ、CentOS 7からはネットワーク関係のコマンドが大きく変わっているとのこと。うはー。ifconfigはすでにレガシーですか。おじさん少し隔世の感あり。うーん、どうなんだろう、この流れ。他のディストリビューションもそうなるのかな。まあ、ここでノスタルジーに浸ってもしかたがないので、記事にあったnet-toolsをyumでインストール。

で、改めてvmware-install.plを実行!

「open-vm-toolsってのがOSベンダーから出てるからお勧めなんだけど、このレガシーなインストーラを続けるかい?」

何だそれは……というわけで、CentOS 7のドキュメントを見ると。

「まずVMware Toolsをインストールしてvmhgfsドライバを追加して」

結局インストールせにゃならんのかい!

「それからレポジトリを追加してyumで入れてね」

……めんどくさー(泣)

ここまでしてインストールせにゃならんものなんだろうか。しくしく。

何だか悲しくなってきたので、後の顛末はこちらの記事にお任せします。ほぼ私がやったことと同じです。あ、でも一応公開鍵がある場所とインポート方法はメモっておかねば。

http://packages.vmware.com/tools/keys

rpm --import http://packages.vmware.com/tools/keys/VMWARE-PACKAGING-GPG-RSA-KEY.pub

ああ、しんど。よもやVMware Toolsごときでここまで振り回されるとは。でも、これを入れておけばホストとゲストで共有フォルダが使えるとか、ドラッグ&ドロップでファイルのやり取りができるとか、いろいろ利点があるらしいのですが……

ごめん、仮想NICのIPアドレス直打ちでTeraTermが繋がったので、もういいです。つか、CentOS使うのに今さらGUIなんかいりませんて……(疲れから来る大きな溜息)

それにしても、仮想マシンのNIC周りはずいぶん便利になりましたね。OSのインストーラの時点で勝手にローカルアドレス取ってきて、そのアドレスでホスト は元より外部のネットにも繋がるんですから。昔はどのデバイスをどうブリッジして云々という苦労があったんですが、ここでも隔世の感ありです。

というわけで、何とかopen-vm-toolsはインストールできたみたいです。が。GUIを使っていないと何が便利になったのか全然わかりません(泣)。もういや。

そんなこんなで、6.xブランチからいろいろと大きな変化があったCentOS 7に戸惑いながらも、本来の目的に向けてがんばっていきたいと思います。

本来の目的……それはカーネルの再構築、そしてその先にあるのは、文鎮と化したLIVAの復活です。楽しい連休になりそうですよ。ふふふ。

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