ワンダと巨像と壊れかけのPS2

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何のかんの言って結局買ってしまった「ワンダと巨像」をやってみるべく、半年ぶりにPS2を立ち上げてみました。
しかし。
「カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ……」
という異音を発したまま、一向にディスクを読み込む気配がありません。
ドライブの駆動系が何かおかしいみたいです。
何度かディスクを入れたり出したりしてみたけど、症状変わらず。ダメ。
こりゃ、PS2も買い替えか……大赤字にさらに追い討ち? と、いやぁな汗をかいてしまったのですが。
5分くらいカチカチ言わせたままディスクを回していたら、だんだん音が小さくなってきて、最後は無音に。
しばらくしたら、普通にディスク読み込んでゲームが立ち上がりました。
……DVDドライブって、慣らし運転とか必要なんでしたっけ?
何だかとても精密機械とは思えないような挙動でしたけど、ゲームができるようになったので良しとします。
なんだったんだろう、いったい。
それはさておき、「ワンダと巨像」です。


ゲームもここまでできるようになったんですねぇ。ほんと、びっくりしました。
ムービーシーンから抜け出すようにキャラクタを操作して、馬を駆って広大な風景を走り抜けて、巨像のいる場所へ。
キャラの背丈の数十倍はあろうかという巨像にしがみついて、よじ登って弱点を探して、倒す。
この一連の流れが、全く継ぎ目なしに、ほとんどリアルタイムに進行するんです。
場面転換でありがちな「Now Loading…」とかいうゲームっぽい空白は一切なし。
ゲームはゲームなんだけど、現実世界に引き戻される隙が全くないんです。これがすごい。
画面の中にあるもうひとつの世界の中を、本当に探検しているような気分になれます。
これはアクションゲームというよりも、映画の中でRPGをしているような感じですね。RPGとしてはある意味究極かもしれません。いやはや、驚きました。
その代わり、徹頭徹尾ひとつの世界を完全にシミュレートしているので、ゲームっぽい便利な機能とかが少ないです。
行きたいところに行くまでは実際に移動しないといけないのでけっこう長い時間がかかりますし、(現実世界同様に)ヒントとかもほとんどもらえないので、どこに行けばいいかとか、どうやって巨像にとり付けばいいかとかをえらく考えさせられます。
その辺で若干イライラすることもあるんですが、まあ逆に言えば、移動しながら風景を楽しんだり、謎解きをしたりするのがこのゲームの醍醐味なわけですから。気持ちに余裕を持ちながら、「ワンダと巨像」の世界の“空気”を楽しむのがいいのかなぁ、と思ってます。
にしても、ですよ。
巨像1体を倒すまでにえっらい時間がかかるんですよ。下手すると30分くらい、走って逃げて回り込んで、しがみついて振り落とされてまた走って、の延々繰り返し。これがなかなかにしんどい。その駆け引き自体はたしかに面白いんだけど、長期戦になると相当疲れます。
今日は数時間まとめてプレイできたから5体も倒せましたけど、平日の会社帰りの後にプレイするとなると、ちょいと体力気力ともに厳しいかもしれません。せいぜい、1日に1体倒すくらいですね。
「巨像倒したい」欲が疲労感に勝ち続けるかどうか、その辺がこのゲームを続けられるかの分かれ目になるような気がします。
あと何体倒せばいいのか全く先は見えませんが、さて私はラストまでたどり着くことができるのでしょうか。自分でもちょと自信がないんですが、がんばってみたいと思います。むう。
[追記]
PS2のディスクが異音を発する件ですが、検索してみたところこんなQ&Aがありました。おそらくこれと同じ症状だったのだと思われます。
なんでウーマン・エキサイトでこんなマニアックなやり取りがなされてるのかは謎ですが(笑)、同じ症状が出た方への参考に。
私は分解せずに治ってくれたんでよかったです。

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