今日は「蛮」の句会に行ってきました。
豆の木の句会のように引き締まった雰囲気ではないものの、何より参加していて楽しいのが蛮の句会のいいところ。様々な視点で批評し合い、至る所で脱線したりするのもまた面白いのです。
ただ、伝統俳句系ルールで修行中の視点で見ると、ちょっとゆるい句が多いかなぁという感じもしますが(汗)
それでも独特の楽しい雰囲気は捨てがたいものがあります。
今日出句した句と点数は以下のとおり。
撞球やごとりと秋が生まれ落つ 3点
飛び入りの転がるやうに踊りけり 0点
生まれけり蜩の鳴くこの国に 0点
本棚に檸檬を置きしテロリスト 6点
檸檬の句は、梶井基次郎の「檸檬」のオチをそのまま詠んだもの。「檸檬」は中学の教科書で読んで以来好きな作品だったので、檸檬が秋の季語であると知った時点で一度やってみたかったのです。
評としては「古くさい」「ふた昔前の昭和の前衛俳句」と言われたものの、そこそこ支持してもらえたのでひと安心。詠んだ方は「檸檬」の情景をそのまま反映させただけなので、そこに前衛的なイメージを感じてもらえたのだとしたら、それは梶井基次郎の世界観が優れていたということになるので、私の手柄ではありません。
撞球の句、撞球=ビリヤードというのが案外理解してもらえず、少し残念。でも、まんま「ビリヤード」と詠んでしまうと多分しらけた句になると思ったので、ここは譲れません。
あとの2句は……もうちょい点を頂けると思ったんですがねぇ(汗)。まあ、句会の点は水ものということで。
句会が終わってから、いつものとおり中華料理屋で二次会。おいしい料理を食べながら俳句に関係することしないことをいろいろ話し合うことができて、これまた楽しかったです。紹興酒を何杯飲んだやら、よく覚えていません(汗)。
そしてさらにカラオケスナックで三次会に参加。ここまでくるともう俳句云々は関係ないですね。飲む、歌う、踊る(笑)。面子が面子なので選曲に悩んだんですが、私の隠し球(?)が思いのほか好評だったのでよかったかな、と。久しぶりのカラオケは楽しかったですなぁ。
家に帰ったら、すっかりへにょへにょのぷー。相方に「酒臭い!」と非難されてしまいましたが(苦笑)、心地よい疲れで充実した一日でした。
句会に参加するのは研鑽を積むという意味でも大事なんですが、その後の二次会や三次会を通して、普通だったら得ることのできない人間関係を構築できるのが、これまた私にとっては収穫だったりします。
仕事関係とは違う人たちとのお付き合いというのは、サラリーマンにとって貴重なもんですからね。
うん、やっぱり俳句始めてよかったですよ。
おはようございます。
いやいや、句会でも、カラオケでも騒ぎすぎですんません。
>伝統俳句系ルールで修行中の視点
独楽さんはカラオケも、「アキバ系だけじゃなく伝統系もできる」ことを知って感激しました(笑)
おいら、あのようなあほなオッサンですが、今後も遊んでやってくんなまし。
>本棚に檸檬を置きしテロリスト
この句、改めていい句だと思う。
身体、十分にご自愛ください。
こんばんは。
昨日は、本当にお世話になりました。とても楽しかったです。
こちらこそ、こんな若輩者を仲間に入れて下さって、ありがとうございます。
次回は、カラオケのレパートリーをもうちょい増やしておきたいと思います(笑)。
>檸檬の句
ご評価ありがとうございます。
でも、やっぱり元ネタが優れているからこそだと思いますので、慢心せずに精進したい
と思います。