今日は小寒です。
では小寒で……と思ったんですが、どうも「小」だとインパクトに欠けるんですな、これが。「大寒」に比べると個性が弱いというか何というか。だから、何でも付いてしまいそうな気がして、これはという句を作りにくいのです。「小雪」の時も同じような感じがして、無理して作ったら結局グダグダに終わってしまったという悲しい記憶が(泣)。
というわけで、今日は「小寒」というより「寒の入」という点に注目して作ってみました。これなら季感がくっきり出ますから、作りやすいですね(一人で納得)。あいかわらず即席のお目汚しですが、ご覧下さい。
肉球の温度愛しき寒の入
寒に入る試合放棄もできぬまま
寒に入るカーブを描き急行は
結ぶものほどかれしもの寒に入る
いつからかマナーモードの寒の入
眠る場所見つけて寒に入りにけり
寒の入地下鉄はハスキーボイス
うーん、まだまだ「飛距離」が足りませんよね。どうすれば伸びるんでしょうか、ってまるでゴルフみたいですが。まあ、今はこんな感じです。失礼しました。