iPod shuffleにKNOPPIXの花束を

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iPod nanoを入手してからというもの、すっかり出番がなくなってしまったiPod shuffle。
このままではあまりに不憫なので、実用ツールとして第二の人生を歩ませることにしました。
KNOPPIX4.0.2を入れて、作業環境として持ち歩こうというわけです。


まず、参考文献。
1.USB接続型フラッシュメモリからのKNOPPIX起動について2
2.iPod shuffle からのKNOPPIX起動について
3.IT技術者のつぶやき:USB-KNOPPIX 4.0.2 作成手順
それぞれの記事の作者の皆様に深謝致します。
以下、作業手順。
ちなみに主な作業環境はWindowsXP SP2です。
1.産総研のサイトからCD-ROM版KNOPPIX4.0.2を持ってきて、CD-Rに焼く。
2.参考文献1のページからUSB-KNOPPIX-20041001R001のisoイメージを持ってきて、CD-Rに焼く。
※isoイメージの焼き方は各自の環境に応じて。私はcygwin上でcdrtools-2.01をコンパイルしてcdrecordで焼きました。
3.USB-KNOPPIX-20041001R001をCD-Rから立ち上げる。
4.iPod shuffleを差して、/dev/sd?で見えることをfdisk等で確認する。私の環境では/dev/sdaでした。
5.参考文献1に従って、su; /cdrom/tools/install
ここまでの段階で、すでにiPod shuffleからKNOPPIXを立ち上げるという目的は半分達成しています(参考文献2の状態)。でも、うちのiPod shuffleは容量が1GBあるので、CD-ROM版KNOPPIXをフルインストールすることもできるわけです。ついでに言えば、最新の環境を使いたいという気持ちもあります。
というわけで、参考文献3に従ってKNOPPIX4.0.2をコピーします。以下手順。
1.WindowsXPを立ち上げる。
2.CD-ROMドライブにKNOPPIX4.0.2のCD-Rを入れる。
3.iPod shuffleを差す。お約束としてiTunesが立ち上がると思うので、適当に名前をつけてから[設定]→[iPod]で「ディスクとして使用する」にチェックを入れる。
4.CD-ROM(仮にD:とする)、iPod shuffle(仮にE:とする)の内容をそれぞれエクスプローラ等で開く。
5.E:\に、D:\boot\isolinux以下にあるファイルを全部コピー(一部上書き)。
6.E:\KNOPPIXを、D:\KNOPPIXで上書きする。
7.E:\isolinux.cfgの名前をsyslinux.cfgに変更。
以上です。
あとは、BIOSでUSB-HDDからのブートを有効にして、iPod shuffleから起動すればKNOPPIX4.0.2が立ち上がる……はず。
全部インストールしてもiPod shuffleには200MB程度の空きができるので、万一の際の緊急バックアップにも使えます。
とはいえ、せっかくのiPod shuffleなのですから、iTunesで音楽を転送しておいて本来の機能も楽しめるようにしておいた方がネタとしては面白いと思います(笑)
今回はほんとに上書きしただけなので、余計なファイルとかも残ってますしカスタマイズも何もできていません。その辺は追々手を入れていくつもりですが、とりあえずこれで動くようにはなったので、今日のところはこれでいいかな、と。
今まで音楽プレーヤーとして使っていたものからフル機能のOSが立ち上がるというのは、なかなか楽しい光景ですね。ビクトリノックスのマルチツールを手に入れたような気分で、ちょっとうきうきしています(^^;

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