後日談:がんばった結果はこちらの記事をご覧下さい。
先日白LIVAこと「LIVA-C0-2G-64G-W」を買ったと報告したのですが、未だにOSをインストールできていません。いや、Windows8.1とかUbuntuとかを入れりゃいいのはよくわかっています。でも、私はCentOSを入れたいんです。その一心で各方面を調べたりUEFI(以前で言うところのBIOSに相当するもの)の設定を変えて何度も何度もインストーラを立ち上げ直したりしたんですが……どうにもインストーラが動いてくれないんです(泣)
LIVAでCentOSのインストーラを動かすには、今のところポイントが2つあります。
- UEFIの設定でSecure Bootをdisabledにする(実はEnabledでもスタートはできるんだけど、この方が無難)
- 立ち上げ直後のGRUBのメニューでEキーを押して、実行コマンドから「quiet」を削除する
これでインストーラはある程度まで進むのですが、
Loaded X.509 cert ‘CentOS Linux kpatch siging key <keyvalue>’
というメッセージを最後に、インストーラが止まってしまうのです。キー入力も受け付けなくなるので、強制的に電源を落とすしかありません。
通常この先に来るのは
Loaded X.509 cert ‘CentOS Linux kernel siging key <keyvalue>’
だそうなので、つまりカーネルのX.509証明書をどこぞにロードしようとしたところで固まっているらしいです。真相は定かではありませんが、多分Secure Bootの何かが足を引っ張っているのではないかと思われます。
そう思う根拠としては、
- LIVAのUEFIはUEFIブートのみに固定されていること。その一方NUCではUEFIブートをdisableすることでインストールに成功した事例があるらしいこと。
- LIVAのUEFIでは、インストールするOSが「Windows8.X」以外選択できない。つまり、マイクロソフトの証明書とCentOSがかち合ってる可能性がある。
と いう点が挙げられます。ですが、Secure Bootはdisabledにしてありますから、インストール時に証明書が絡むというのはやや疑問が残ります。それに、Ubuntuはこの(証明書に起因するのかもしれない)問題をクリアしていますから、Windows8.Xしか選択できなくても何らかの回避策が存在しているはずです。
というわけで、このインストール問題をクリアするには、
- CentOSがUbuntu同様の回避策を実装してくれること
- LIVAのUEFIでWindows8.X以外が選択できるようになること
以上の2点に期待するしかありません。1.はCentOSのバージョンが上がるかパッチがリリースされるかしないと無理そうですが、2.についてはUEFIのアップデートがあれば改善される可能性があります。
というわけで、UEFIの最新バージョンがECSのサイトで公開されているのでこれをインストールしたいのですが……悲しいかな、インストーラはWindows8.1上でしか動作してくれません(号泣)。
結局これはアレですか、Windows8.1を買えということですか!? でも、2万円以下で買ったPCのために1.2万円払うというのも、何だかもったいないというか空しいというか……そういうの、ありません? 給料日前なので財政が厳しいという現実もありますし(うちの会社は月末払いなのです)、未だに購入に踏み切れずにいます。
しょうがないから、Ubuntu Serverでお茶を濁そうか……でもそれもなんか面白くないんだよなぁ。いや、実はLinuxの育ちがRedHat系なもんで。未だにapt-getとかに馴染めないんです、これが。
やれやれ、まったくどうしてくれようか。このままだと冗談抜きでLIVAが文鎮になりそう。いや、でもCentOS7のインストールは諦めませんけどね。まだまだやりますよー。