いやぁ、小さい小さい。
「白LIVA」こと、超小型ファンレスPC「LIVA-C0-2G-64G-W」。Windows8.1が真っ当に動くという触れ込みでけっこう売れているらしいこのベアボーンキットを、とうとう買ってしまいました。
箱も小さいんですが、本体はさらに小さい。クレジットカードと比べると、こんな感じ。
まさに「手のひらサイズ」です。こんなんでWindowsが動いちゃうんですから、えらい世の中になったもんです。ちなみに、詳しいスペックはこちらを参照のこと。アキバ界隈での評判はこちら。現在は品切れも出ているようで、それなりに売れているみたいです。なお、お値段はソフマップ楽天市場店で18,979円(税込)でした。ちょいと遊ぶには悪くない価格かと。
この白LIVA、一応「ベアボーンキット」ということになっていますので、組み立て作業を行なう必要があります。とはいっても、メモリもストレージもオンボードで搭載済み、やることと言えば無線LANのカードをつけてアンテナをつける程度しかありません。手先の器用な人なら完成まで10分もかからないでしょう(私は不器用なので15分くらいかかりました)。一番難しいのはアンテナ線をカードの端子(これがものすごく小さい)に固定する作業で、近眼&初期老眼の私にはかなり応えました。なお、組み立て作業については以下の記事が大変詳しいので、ご参照ください。
プラモデルのように手軽に作れるPC – ECS 小型ベアボーンPC LIVA MINI PC KIT 64GBモデル LIVA-C0-2G-64G-Wのレビュー
で、完成しましたこのLIVAに何をさせるかと言いますと。
メーカーが公式に対応をうたっているOSはWindows8.1のみなので、そのとおりWindows8.1をインストールして使う、というのが常道です。実際、ネットで調べてみるとWindows8.1を入れて艦これサーバにしたり常時起動の端末にしたり外付けHDDを繋げてNASみたいに使ったり、という人が多いようです。
が、我が家にはメインのPCの他にノートPCが2台もあるので、端末用のサブPCとしての用途はすでに間に合っています。ついでに言うと私は艦これはやっていませんし、NASを立てるほど大容量のデータを持っているわけでもありません。では、どうするか。
LIVAの特徴である「超小型」「ファンレス」「省電力」を最大限に生かすとしたら、やはりここは24時間稼働のサーバとして使いたいのが人情というものでしょう。というか、白状すると最初からそのつもりで買いましたので、はい。
まあ、世の中同じことを考える人は多いもので、先代の黒LIVAの頃からLinuxをインストールしてサーバにしようという試みは数多くあったようです。その先達たちの報告によると、Ubuntuの14.04はインストール可能であるとのこと。ただ、これはdesktop版の場合がほとんどで、Ubuntu-Serverのインストールまで成功した事例はかなり少ない模様(例えばこちらの記事)。どうやら、LIVAのストレージであるeMMCの認識が高い壁になっているようです。
ですが、Linuxはカーネル3.8からeMMCに対応するようになったはずなので、最新のカーネルだったらもしかするとインストールできるんじゃなかろうか、と考えて、ひとつチャレンジをしてみることにしました。ターゲットは、CentOS7です。
時間が無くなったので、今日はこの辺で。また続きを書きます。