ITmediaの+D Blogが9月いっぱいで終了

ITmedia +D Blog (10月1日以降閉鎖予定)
ありゃまぁ……。
うーん、非常に残念ですね。チェックしてるブログは少なかったけど、興味深い話題がいろいろあって面白かったのに。もったいない。
最近になって各ブログの更新頻度が落ちてきたとか、芳しくないコメントが増えてきたとかいろいろ原因は推測できるし言いたくもなるんですけど、真相は決して表に出ることはないだろうから細かく突っ込むのはやめときます。
ただ、誰とは言わない某氏のブログの存在が運営に対してネガティブなプレッシャーを与えたであろうことは想像に難くないです。あんな見苦しい物言いを続けて、それにまた見苦しいコメントが並べば、運営する方だって嫌気がさすというものでしょう。芳しくないコメントが増えてきたのは、氏の物言いが呼び水になったとも言えなくはないですし(いわゆる「割れ窓理論」というやつ)。
まあ、ここでどうこう言っても詮無いことだし、批判したところで+D Blogが復活するわけでもないからあまり深く追求しませんが(したところで私のグチにしかならない)、とりあえずその某氏に対しては心の中で中指立てておきたいと思います。
ああ、ほんとにもったいないなぁ。小寺さんのブログだけでも、どこかで続けてくれないもんかな。

世界は喜びに満ちあふれている、はず

紀子様、男児ご出産ということで。
世間の皆さんは口々に「めでたいこと」「うれしいこと」と手放しで喜んでいるようですが。
今日も明日も、世界のどこかで、赤ちゃんは生まれているのです。
たった一人の誕生がそんなにもうれしいことだったら、世界は明日も明後日も喜びに満ちあふれ、町中の産院は日夜慶事が繰り広げられる幸福の殿堂と化すのではないかと思うのですが、どうでしょう。
少なくとも、テレビ局各局が朝から同じ内容を何度も何度も報道し続けなければならないほどのことではないと思うんですが。
今日を言祝いだ人は、明日どこかで生まれる赤ちゃんを同じように祝福してくれるのでしょうか。
それとも、生まれの貴賤によって赤ちゃん誕生のめでたさは違うんでしょうか。

大都市は停電に対して「脆弱」なのか

大停電:首都圏、31万人足止め お盆「真っ暗」…
こういう事件が起きると、必ず出てくるのが「停電に対する大都市の脆弱さを露呈した」とかいう論評。
いっつも思うんですけど、こういう表現って数十年前のものですよね。ぶっちゃけ、批判的なポーズを取りたいだけの紋切り型な定型句で、現在では全く無意味だと思うのです。
前にも書いたことがありますけど、おぼれて死にそうになった人をつかまえて「酸素呼吸に依存する人体の脆弱さを露呈した」なんて言う人はどこにもいません。
それと同じで、今や都市にとって電力というのは空気と同じくらい必要不可欠なものなんですよ。それが途絶えれば機能が麻痺するのは当たり前のことであって、今さらそれをつかまえて鬼の首取ったかのようにあげつらうってのは、書く側が何も考えずに定型句的に使ってるだけとしか思えません。
定型句ってのはマス目を埋めるには便利ですけど、使う時はちゃんと現状に即しているかを考えてほしいもんです。
報道だからって、反射的にシニカルな見方すればいいってもんじゃないですから。

PRIDE放送中止騒動に思う

格闘技が多少なりとも好きという人であれば、フジテレビがPRIDEの放送を中止するという話はどうしても気になるところだと思います。かくいう私もけっこう気になってますので。
で、今日行われたDSE榊原社長の記者会見の全文(とされるもの)が公開されてましたので、読んでみました。
それなりに量がある文章なのですが、思い切り内容を圧縮して一言で表現すると、
「濡れ衣だ」
ということだそうです。
何が濡れ衣かといえば、「DSEが反社会的勢力と付き合っている」という点。この会見で「反社会的勢力」というあまり一般的ではない表現が繰り返し使われていることから、フジテレビ側から通告された契約解除の大きな理由はまずこの点にあったと見て間違いはなさそうです。ま、ぶっちゃけ「暴力団とつるんでる輩とはやってけませんので縁を切ります」ってことなんでしょう。
ただ、契約解除に至るまでのフジテレビ側の行動を考えると、もう一段深読みしたくなる部分が2点ばかりあるのです。

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出張!なんでも鑑定団 in 経産省

PSEマーク不要の「ビンテージ物」、機種一覧を公開
音楽家でもないのに、お上が電子楽器の価値を決めるってのも、何だか妙な話ですな。
このリストから漏れた機材でも、貴重に思われてるものだってあるでしょうに。
それに、そもそも電子楽器等に限ってそういう価値づけが認められるってのもおかしなもんで。
これで一番反対の圧力が強かった方面のガス抜きをしようってことなんでしょうか。
私は別にPSE法で何か不利を被るとかそういうことは一切ないんで完全に傍観者の立場なんですけど、今回のリストにしろ、レンタル化で事実上中古販売を容認するにしろ、事の本質を正さずに小手先の運用でごまかそうっていう経産省のやり口そのものが気に入らないですね。
不備があるなら潔く認めてすっぱりと仕切り直せばいいでしょうに、官僚のプライドってのはどうにも頑なでいけませんな。PSE法云々よりも、そういうみみっちい態度の方が見ていてイライラしますよ。

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桜の開花予想対決は「気象庁の勝ち」?

桜開花:予想対決、気象庁に軍配

先日取り上げた、桜の開花を巡る気象庁とウェザーニューズの予想対決。
気象庁は今日東京で桜が開花したと宣言しましたが、これは気象庁予想の22日より1日早い結果で、かなりの精度で予想は的中したと言ってもいいでしょう。
一方のウェザーニューズは24日と予想、大きくはずしたかのように見えますが……

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いまいち納得いかない春一番

気象庁が今日「春一番が吹いた」と宣言しましたけど、気圧配置的にはあまりそれっぽくないので個人的にはいまいちピンと来ないですね。
もそっとこう、日本海の辺りでグイッと低気圧が発達して、そこに向って南風が吹くのが理想的な(?)春一番なんですが、今回のはどっちかというと太平洋にある高気圧の縁辺流の助けを受けたような感じ。強風と言えるほど風が強かったのも沿岸の一部だけだったし、条件としてはちょっとぬるめの判定かと。
にしても、桜の開花といい、季節のイベントを「宣言」せにゃならない気象庁ってのも難儀なもんですな。まあ、春一番はもともと警報的な意味合いで名付けられたものですから、ある意味必要なのかもしれませんけどね。
警報といえば、今日なんかは花粉警報とか出てたんでしょうか。
会社の中じゃ、みんなで鼻すすったりくしゃみしたりと、もう大変です。
かく言う私は、今年も花粉症デビューはまぬがれたみたいで、ひと安心しております。
やー、よかったよかった(笑)

桜を巡って気象予報業界で“抗争”勃発

桜開花予想:気象庁と民間気象会社 予想日1週間もずれる
あっはっはっはっはっ(大笑)
いやぁ、これは面白い。ウェザーニューズ、思いっきりケンカ売ってますな。
ウェザーニューズは去年辺りから台風とか長期予報とかで大胆な独自予報を出していて(台風に関する予報は気象業務法的にかなりグレーゾーン)、業界的には「どうなのよ?」的なイメージがあったんですけど、こういうところで気象庁と真っ向からぶつかるとは思いませんでした。いやはや、結果が楽しみですね。

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