JR 九州 885 系に捧げる詩。車や航空機に依存していては、自分の首を絞めるだけなのに…… このシリーズの中で唯一の没投稿となってしまったのは、やはり「『鉄道』雑誌のネタとしては、スケールがデカ過ぎた」のが敗因でしょうか?(2000/6)


私は〈かもめ〉
本当の名前は
「JR 九州 885 系」だけど
それは 宇宙へ飛び立った女性が
初めて口にした言葉
“Я чайка” 、と……
 
卵のような
白い車体の中に抱くは
土から生まれた木と
動物から貰った革
寿命を終えれば自然に還り
新たな命の源となる
そう 私もまた
輪廻転生の一環をなす
この惑星に生きる者
 
けれど――ねぇ、
宇宙(ここ)から見下ろせば
「地球」と言う名の
Blue Diamond の輝きが
みるみる翳っているというのに
目先の便利を追い続ければ
必ず未来を閉ざしてしまう
分かり切った事実に
人間(ひと)はなぜ
見て見ない振りをしているの……?
貴方が真実 この星と共に
生き続けたいと願うのならば
空や海や道路ばかり見ていないで
どうか 私達の方へ振り向いて――!
 
未来への岐路に立つ人類が
正しき “道” を選んでくれることを信じて
その行く先を見守る為に
私は飛び立つ
光輝く Millennium へと羽ばたく
Express として

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