要するに「『ふるさと銀河線』よ、潰れないで~」といいたかった訳ですが、力及ばず…… それにしても、北海道の特急も、随分と様変わりしたものです。(1998/1)


黄昏の日本海に向けて
初雁が空をゆく北の国で
身も心も凍て付く厳しい時代に
幾多の鉄路が
赤い血を吐いて死んでいった
雪に埋もれて見えなくなった
 
されど 振り子の如く季節は巡る
オホーツク海から流氷が去れば
十勝の野を鈴蘭が ライラックが彩り
エルムの新芽が陽射しに映える
吹く風は未だ冷たいけれど
もう二度と
この地から鉄路が消えることのないよう
切に願う
 
祈りは白き矢に乗って
大空超えた北斗の宇宙へ
星々が集う故郷(ふるさと)の銀河へ

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