列車名をずらずら並べるお得意のパターン。この頃は詩が書ける程大勢いた、青き流星たち……今日ではすでに全廃; 新幹線に “転生” した者もおりますが。(1999/6)


太陽は西の空に沈み
多くの生き物が眠りに就く時間に
けれど 日本海の向こうから
目覚め飛び立つ白鶴がいる
 
北陸の空をくるくる回る
カシオペア座と北斗七星
数多の星々と 月読みが見守る許
静かに銀の道をたどりゆく者たち
流星のごと 二色の光の尾を曳いて
 
やがて 彗星が那覇の曙に消える刻
隼の羽が朝風を切り
瀬戸の海を 出雲の地を
金色に染める SUNRISE
この惑星の上を あの恒星の下で
昨日から今日へと走り続ける者の総てに
光の神の加護があらんことを
 
どんなに寂しい思いをしても
頑張ることをやめないで
暁の来ない夜など無いように
星座は回り 季節は巡り
そしてまた 富士を背にして
桜の開く春が来るから
きっと来るから

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