1994年11月15日

「御茶ノ水リターンマッチ」という言葉がある。――私が勝手に造った(笑)。茗荷谷のゲーセンで不本意なプレイになってしまった時、コンティニューをせずに店を出て、御茶ノ水で途中下車し、別の店でやり直すというものだ。失敗してしまったという悔しさがあるからだろうか、御茶ノ水ではたいてい納得の行くプレイができていた。
 今日は用事で代々木だったのだが、やはり大ボケをやってしまい、このまま家に帰ってしまっては気が済まないと思った。そうだ、中央緩行線で御茶ノ水に出よう! 駅近くのゲーセンでリターンマッチ。例に漏れず調子は良かった、ほとんど死んでいるとしか思えない状況を、何故かことごとく抜けて、1コインでオーディンまで行った! しかもかなり持ちこたえてる。もしかしたらイケるかも……お願い、通して……!! と思ったが駄目だった。しかも、ディフォルトで用意している2コイン目を入れたら、2秒であっさり昇天しやがった! 貴っ様ァ、そんな事なら1コインで死んでおけ!! き―――――っ!!
 にしても、6面の攻撃は信じられない程キツい。はっきり言って狂ってる! ついにファランクスの猛攻の前に力尽きてしまった。
 それでも今までで一番いい部類のプレイができた事は確かで、帰りの丸ノ内線から横須賀線にかけて、ずうっと幸せに包まれながら、レイフォースの事ばかり思い返していた。品川に着いてもまだ抜けない……セミクロスシートに身を委ねながら、ふっと思った――私、レイフォースが大好き。鉄道も大好き。こうやって鉄道に乗りながら、レイフォースの事を考えている私は、もしかするとこの車両の中で一番――否、この世の中で一番、幸せな部類の人間なのかもしれない、と。目に入った車番は「モハ112−1510」、この車両の名前だ。モハ112−1510、できるならお前も憶えていて……今ここで、私がこうして、幸福に浸っていたという事を――。

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