「RAYFORCE MISSION DATA FILE」とは

レイフォースの最初のサウンドトラックである「サイトロン2000シリーズ レイフォース」にブックレットとして同梱されていた、レイフォースについての唯一の設定資料集が「RAYFORCE MISSION DATA FILE」です。リリースされた当時、数々の瞠目すべき演出に彩られたレイフォースの世界について考証するためのただひとつの手がかりであり、多くの人々がここから様々な想像を巡らせたものでした。
ここではそれをいま一度再掲し、プレイヤーの方々がより深くレイフォースを楽しむための一助としたいと思います。
(読みやすさを考慮して若干の加筆修正を行なっています)
 

歴史

歴史

レイフォース――第二次敵本星攻略戦「OPERATION RAYFORCE」――に至るまでの歴史を、年表形式でたどります。ここでは、Con-Humanが大量殺戮に至るまでにいったい何があったのかは、まったく記されていません(「暴走」「発狂」等の原因を示す言葉が一切存在しないところに注目してください)。ですが、その理由を想像するための手がかりがここにあります。レイクライシスの設定はひとつの解ではありますが、どうか皆さんなりのストーリーをここから想像してみてください。

ミッション

第一次敵本星攻略戦(「OPERATION METEOR」)の概要および敗因の総括を行ない、第二次攻略戦である「OPERATION RAYFORCE」の戦略について解説しています。これを理解した上で1面から2面にかけてをプレイすると、感慨もひとしおです。一見何が起きているのかわかりにくい2面ボス直前の光景の意味がわかれば、プレイ中に慄然とさせられることでしょう。

エンサイクロペディア

エンサイクロペディア

プレイヤーが操る機体である RVA-818 X-LAY の諸元と兵装、そして各面のボス等についての解説が記されています。X-LAYの特徴であるロックオン・レーザーの仕組みについても書かれていて、実に興味深いです。4面ボスや5面ボスになぜ脚があるのかについて疑問を呈している部分は、Con-Humanの行動理由と絡めて考えてみると面白いかもしれません。設定好きな方ならニヤリとさせられる内容となっています。

C.L.S.

C.L.S.

レイフォースの世界を語る上での重要な設定である「サイバネティクス・リンク・システム(C.L.S.)」についての解説です。パイロットの脳を機体と直接接続する、という設定は今では多く見られますが、C.L.S.はゲームにおいてその嚆矢であったと思われます。さらに、システムの有用性のみならずその危険性や倫理性についても踏み込んでおり、そのために開発が中止され、実験機体が封印されたという設定についても書かれています。当サイトに掲載している小説「受け継がれる光」は、この設定から着想を得たものです。